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ログイン東海イオン様は、金属部品などの表面を硬くする窒化処理で30年以上の実績を持っていらっしゃいます。日本最大級のプラズマ窒化炉をはじめとする様々な装置を備え、また、万博に出展されたリニアモーターカーの部品に加工を施すなど、世界に誇る品質を有していらっしゃいます。「品質とスピード。両方にこだわってこそ本物の職人」をモットーに、可能な限りお客様の要望に応じることを信念とされています。
ホームページURL:http://www.tokai-ion.co.jp/
WINシリーズを導入した経緯
(専務)5年ほど前、新しい設備を入れ、新しい商品もリリースできるということで、ホームページの話が持ち上がりました。
(社長)昔だったらカタログを作ったのでしょうが、いまはそういう便利なものがありますから。
(専務)もともと、知人に教えてもらいながら自分で作ったホームページがあったのですが、サイトの構成にしても、検索エンジン対策にしても、素人では限界があります。やはりプロの力を借りないとダメだということで、以前からビジネスフォンなどで取引のあったフォーバルに相談しました。過去の制作実績を見せていただいたところ、良さそうでしたし、事前調査していただいた結果、検索エンジン対策もうまくいきそうだと、中さんに太鼓判を押していただきましたので、制作をお願いしました。
(社長)当時はまだ、近場の同業でホームページに取り組んでいるところはありませんでしたから、チャンスだと思いました。
立ち上げたホームページの反響
(専務)作って半年くらい経った頃でしょうか?同業者から「えらい良いホームページ作ったねぇ」と言っていただける機会が増え、お問い合わせもジャンジャン入るようになりました。当社の強みである「大物にも対応できる」ことが、しっかりと打ち出されていましたし、内容的にもかなりわかりやすいものを作っていただいたおかげだと思います。
(社長)今はだいぶ落ち着いてきましたが、それでも週に2件はお問い合わせをいただきますね。きちんと技術を理解されている方に見ていただければ、ピンとくるキーワードをホームページの中にも盛り込んでいるからだと思います。
問い合わせの1/3は方向違いですが、1/3は大当たりですね。お客様の探していらっしゃる要望と、我々のできることとがバチッとハマります。商談は必ず電話で確認しながら行いますが、2分くらいで決まってしまいます。
(専務)大手からも問い合わせが入ります。トヨタ自動車、新日鉄、リョービなどとお取引いただくことができました。先日も、オリンパスからお問い合わせをいただいたばかりです。
(社長)そういう問い合わせは、いくらでも来ます。技術には会社の大小は関係ないのです。良いものを正確に、きちんと作るところへ注文を出してくれます。
もしホームページがなかったら…
社長)もしホームページがなかったら、仕事量は確実に減っています。ホームページを立ち上げた頃と比べると、4割くらいの取引先は、新陳代謝で入れ替わっています。毎年、新しい取引先が1割ずつ増えていますが、一方で既存の取引先も1割ずつ減っているのです。ホームページから入ってくるお客様がいなかったら間違いなく減っていく一方でしょう。
(専務)ホームページを使うことで、1人の人間ができる仕事量を圧倒的に早くでき、増やすことができます。
(社長)iPS細胞の山中伸弥さんも同じようなことをおっしゃっていました。あれだけ若くしてノーベル賞を取ることができたのは、やはり情報通信を駆使することで、必要な情報を簡単に、即時に手に入れることができるようになったからだそうです。
(専務)当然、人を増やせばできるのでしょうが、人を増やしたら、それだけまた仕事を取って来なければいけないんですよね。それだけ新しい仕事が取れるのか?というと、現状ではリスクの方が大きいと思います。
(社長)だから基本的には、人は減らす。これはもう絶対です。かわりに機械にできる仕事は、機械にさせる。人件費は、どう安く見積もっても年間700万円はかかるでしょう?それだけあったらiPadが何台買えますか?窒化処理の設備だって何台も買えます。モノの方が圧倒的に安いのです。場合によっては、人間は賃上げを要求してきますからね。その点、ホームページは黙って24時間365日働いてくれます。
(専務)特に我々のような下町工場は、そうやって新しい技術を活用していかなければ、限界が来ると思います。当初、新しい設備を入れることも、ホームページを作ることも、古株の社員からは大反対されました。「こんなものやってもしかたない」と。でも、やってみなければわからないですよね?実際、その設備が今は一番の稼ぎ頭になっていますし、ホームページがお客様を引っ張ってきてくれているのです。
(社長)私は今みたいな時代は、フォーバルのような情報通信コンサルタントを使って動かなければダメだと思っています。変わらなければ、止まっていたら、いろいろなことが停滞していきますよ。会社も新陳代謝を良くしていかないと、血が巡らず「顔色悪いなー」というふうになってしまうと思います。
(専務)設備や技術はもちろんですが、社内の仕組みでも構わないので、常に何か新しいことに挑戦し続ける、この姿勢はこれからも持ち続けていきたいと思います。今後もフォーバルには、刺激のある情報提供を期待しています。
山脇支店長より
製造業の多い名古屋地区で、新しいことに取り組み続けている東海イオン様。ホームページを導入することで、下請けを脱却し、新たな販路を開拓し続けていくことに成功されています。
成功要因として、
①社長と息子さん二人三脚で、新しいことに取り組み続けていること
②5年前、業界に先駆けてホームページを開設し、仕掛けていたこと(先見性)
③反響のあるホームページの構成を東海イオン様とフォーバルで作り上げたこと
等が上げられます。東海イオン様の事業は、「イオン窒化」というニッチな分野ではありますが、探している人はネット上に数多く存在しており、多い時には月に20~30件もの問合せを受けています。その中には、一部上場企業をはじめ、大手からも含まれています。取材の中で、松村社長が「技術には会社の大小は関係ない」とおっしゃっていた通り、ネットの世界では規模の小さい企業でも、大企業と対等のビジネスができるということを証明してくれた事例といえます。
ただ、東海イオン様が成功されているのは、ホームページの力だけではありません。ポイントになっているのは、松村社長の対応力です。ホームページからのお問合せに関しては、いまだに社長自らが担当されており、成約率が非常に高いのです。それは、メールによる問い合わせに対しても、丁寧に電話で対応し、お客様のお困りごとを聞きだし、的確な提案を行っていらっしゃるからです。ネットビジネスといえども、商売の基本は変わらないということを教えていただきました。
また、若い専務を中心に、前向きにホームページの運営に取り組んでいただいている点もポイントです。ページ構成やSEO対策など、随時改善がなされ、それが成果にもつながっているのです。ビジネスもネットも常に変化しています。やはり、新たなことにチャレンジする姿勢こそが、最大の成功要因なのです。